2022年7月11日月曜日

2割から3割くらい

 

いや~、選挙終わりましたね。

凶弾に倒れた安倍元総理にはご冥福をお祈りいたします。

憎悪を向ける対象が違うと思うので、何かしら安倍元総理がいることで不都合な人たちがいるのではないか?と勘ぐってしまいますが…。


さて、その選挙ですが、相も変わらず投票率が低い。😅


投票率52%という事で10人に5人しか投票していない。

投票しないという事は政治に文句を言う権利もない、と思うのですが、何も変わらないというあきらめがある気持ちも分かります。

この閉塞感、バブルの頃には無かった感覚ですね。


小選挙区制度になってから長野などは1人しか当選しません。

今回は1位(当選者)は43万票で、落選した票と比較すると死に票が半分程度はある訳です。


となると地域にはよりますが、選挙後の国政に反映される声は10人の有権者に対して、2~3人分の声しかないということも言えます。



日本の閉塞感は分かるのですが、電気やガソリンのエネルギー価格も急上昇し、食料もバンバン上がっている割には直接的な減税は全く考えていない政府与党。


何だかな~、大丈夫か日本人😱







2022年7月4日月曜日

先行き過ぎ

 実は先週ペレットストーブ工業会の総会なるものがありまして、ペレットストーブメーカー(輸入業者含む)と販売店の集まりの会なのですが、ちょっと衝撃的な発言が会長さんからあったのでびっくりしてしまいました。

コロナ明けから国の各役所と打ち合わせを行ってたらしいのですが、『ペレットストーブがここまで認知度がないとは知らなかった…』という発言があり、あっけに取られてしまったのであります。フウー


何故びっくり発言かという点ですが、欧州では年間60~70万台のペレットストーブが販売されているようです。


薪ストーブとペレットストーブの販売比率ですが、体感的には4:6とか3:7でペレットストーブが売れているらしいので、トータル100万台前後は売れていると推測できるわけです。(比率はあくまで体感的にね)


欧州の人口がざっくり7億人で100万台とすると、0.1%の割合で販売されているという事と、欧州も暑いところから寒いところまであるので、日本とはさほど気象条件が違わないと設定すれば、日本の人口が1.2億人なので12万台の薪ストーブ・ペレットストーブが販売されていても不思議ではない訳です。


ですが、現状両ストーブ合わせても1万台行かない程度で、日々販売の現場に立っている者としては一にも二にも認知度が上がらないと~と思っている中、これで認知度があると思っている人がいるのかと感覚の相違を感じたのです。


ただ、当店的には認知度が向上しても認知度と比例した販売段数にはならないと思っていて、プラスアルファ以上に灯油や電気よりも安くて暖かい、1台で家全体が暖まる、といった要素がないと経験上厳しいのが現実なのです。


ですので、何をどこから見れば認知度があるのか分かりませんが、現実を無視した先を行きすぎた感想だな、めでたいもんだと感じた次第ですね。


では、また次回をお楽しみに





2022年6月28日火曜日

知ってしまったゆえの不幸


 ユーチューブとユーチューブにコンテンツをアップしてくれる方々のお陰で、色々な過去動画が見れるようになったのは大変ありがたい事で、いろんな方の落語が手軽に見れるようになりました。


なので、名人と言われる方の動画を見るのですが、やはりこの方の落語が一番で、それ以外はイマイチ面白くなくなってしまったのです。


同じようにファーストガンダムを見てしまったために、ゼータ以降がめりこめなくなったのと同じで、最高のモノを見てしまうとそれ以外を受け入れにくくなってしまうのは歳のせいかと思う今日のこのごろ。


この方とは古今亭志ん朝師匠なのですが、志ん朝師匠の落語は若い頃から既に名人の域をでてえ、神がかりの域に達していると思っていて、それ以外の方の落語にはファーストガンダム同様に、今一のめりこめないのです。


小気味いい江戸のべらんめえ口調と絶妙な間、そしてマシンガンの様な早口を一度見てしまうと、江戸時代の庶民の生活が目に浮かび、タイムスリップでもしたかのような感覚になり、この方の落語が一番はっきりと当時の様子を想像させてくれるのです。


故に、志ん朝師匠以外の落語を聞いてもイマイチという結果になるのです。


ですが、志ん朝師匠を越える才能は出てくることはあると思うので、ノンビリ待とうかなと思うこの頃であります。


皆様も志ん朝師匠を是非どうぞ。

2022年6月14日火曜日

今こそ木質燃料を普及させよう


 経営者として約10年、日本を俯瞰し、ストーブ業界を俯瞰して見てきたつもりですが、コロナのマンボ~が解除されてからも、何だかな~と冴えない日本経済であり長野県内の経済と感じるのは私だけでしょうか。


街を見渡しても車の走っている台数が年々少なくなっている感じだし、人々の活気そのものが無くなっている感じがするのです。


先日の担当税理士との会話でも、コロナで儲かっている企業と売り上げを落としている企業の差がハッキリとしているとの指摘もあり、では我がストーブ業界全体はどうなんだろう?と想像してしまうのですが、メーカーの担当者と話してもいい話はない!という結論で終わってしまい、やはり全体的には不景気なのかなと感じております。


しかし、この不況をちょこっと打開するいい話があるのです。

それは地産地消(地域のモノ地域で消費すること)をすると外産地消(輸入して消費する事)をするよりも10倍の経済効果があるといわれているので、エネルギーの地産地消をしませんかというお話しです。


薪ストーブ・ペレットストーブ共に一つの分野として認知されているモノと思っておりますが、大きな括りとしては暖房という住設機器としての位置付けと認識しております。


冬の暖房需要の増大に伴い電力需要も増えるのですが、そこで発生するのが原発が止まっている事による発電の供給不足問題です。


こういったニュースが出ると止まっている原発を動かせとか、なんかあった時に原発は危険だという論争になるのですが、マクロな話しでは無くミクロな点で言えば、冬の暖房をエアコンや電気ストーブ、蓄熱暖房機、エコキュートといった電気を使用した暖房から薪ストーブペレットストーブといった木質燃料を使用した暖房に切り替えていくことも国全体で進めないといけないと思っております。


こういうと『ペレットストーブは電気を使用している』と仰る方がいるかもしれませんが、着火から数分間は300W程度の電力を使用するだけで、通常運転時は100W弱の電力しか使用しません。エアコンの使用電力から考えると桁違いの電力使用量です。


そもそも、エアコンや電気を使用した暖房の場合、発電で各種燃料を燃やす⇒送電⇒各家庭や事業所内でエアコンなどの熱エネルギーに変換している訳で、各家庭で直接燃焼しているペレットストーブとはエネルギー効率が全く違います。


もちろんスイッチ一つで済むエアコンと比べると、ペレットを購入し投入する手間、ペレットの保管場所、灰の掃除など、面倒な点は多々ありますが、その面倒な手間以上のあたたかさが手に入るのもこういった木質燃料を使用しているペレットストーブの良いところです。


ですが、長野県として薪ストーブ・ペレットストーブを普及させようとしているのはありがたい事ですが、”国”全体としてはパンチ不足が否めません。

やはり”国”として自国産のエネルギーの普及を推進することは必要不可欠。


となると普及のための施策となるのですが、仮に10万世帯にストーブ本体と煙突と工事費の半分を補助したとしましょう。

100万円の費用に対し、50万円の補助になりますので、500億円の予算が必要になります。

この500億円は初期費用なので10万世帯が1年に使用するペレット燃料費(大体7万円)である70億円は毎年地域経済に潤してくれるのです。(地産地消をすると経済効果が10倍との試算ありますから)


とはいえ、いきなり10万世帯分のペレット燃料を生産できるかという問題もあるので、現実的には無理ではありますが、太陽光パネルや風力発電の自然エネルギーに頼るなら自国のエネルギーである木質燃料を使用していきましょうという国民同意と、何年後かを目標に10万世帯を目指しましょうという政治の力があれば実現は可能です。



何はともあれ、ペレットストーブの認知度を上げないとそういった国民同意や政治をかえる力にはなりません。


という事で、長野県のみなさ~ん、ペレットストーブ・薪ストーブを使用しましょうという回でした。


では、また今度。







2022年4月2日土曜日

新築の家へ設置する場合のストーブ出力について


最近の一般住宅の建築面積は30から40坪程度で、二世帯住宅や3世代で住むような住宅になると、少し広い50から60坪程度が長野県での一般的な広さかなと思います。


最近の住宅は断熱性、気密性が飛躍的に向上しているので、二世帯住宅や3世代で住むような住宅でも10KWもあれば十分、というのが当店の感想であります。


熱は横移動が苦手なため、極端に大きな出力のストーブを設置してもストーブの周りだけ熱くなってしまい、ストーブから離れた部屋は殆ど暖まっていない、という状況になってしまいます。


ストーブから離れた部屋を暖めたいという事であれば、当店おすすめのダクト暖房で他の部屋を直接暖めることをおすすめする次第であります。


6KW程度の小出力ストーブから20KW程度の大出力ストーブまでの様々な出力のストーブが発売されていますが、断熱性(築年数)や暖めたい広さ間取りなど考慮してストーブ出力を選定した方が宜しいかと思いますが、最近の(一般的な広さの)新築の家であれば、一度暖まってしまえば使用する出力としては3から5KWしか使用しませんので、大出力ストーブで高火力で焚くシーンは、あくまで真冬に数日不在にしていた時にあるような、キンキンに冷え切った家を暖める時にしか使用しないので、新築住宅にはオーバースペックなストーブである訳です。


なお、本州よりも高断熱住宅である北海道では10KWでも暑すぎる位ですので、導入するストーブの出力については経験があり、かつ設置後の検証をしている販売店の声をよく聞き導入致しましょう。



2022年3月20日日曜日

やっぱり価格の安定している木質燃料

ロシアとウクライナの戦争で、長野県はあっという間にレギュラーガソリンが170円台から180円台になりましたね。

(戦争で被害を被った方にはお悔やみ申し上げます)


ホントこれはキツイ。

仕事用の軽自動車を満タン入れると5000円超えます。😨😭

レシート見るたびに、毎回涙ものです。ちょちょぎれちゃいます。😱😱😱


今回はそもそものガソリンの税制には触れませんが、注目していいところは木質燃料の価格の安定性です。

昨年、ペレットはウッドショックのため値上げを行いましたが、国内資源もっと言えば県内資源なので伐採と運搬時のコストが上がるだけで、原料である木材の値段が戦争で急騰することは無い、今のところない、と言っておきましょう。💤


薪も伐採で使うチェーンソーや運搬時の燃料代のコストは上がりますが、価格全体からするとそう多くない比率。


ですので、今こそ薪ストーブとペレットストーブの再評価をするべき時代が来たのです。


もっともっと注目されるべき分野である訳であります。


と考えると、レギュラーガソリン250円灯油が200円という時代が来ると薪ストーブ。ペレットストーブがバカ売れする様になるのか?

一度でいいからバカ売れしてみたいもんですな~。






2022年3月6日日曜日

気付けば10年目、ありがとうございます。そして・・・。

実は昨年11月に当店を開店して丸9年経ち、10年目を迎えていたのですが、忙しすぎて(言い訳含む)ご案内を怠っておりました。😋 


あまりにブログをアップしていない期間が長いと『もしや閉店(倒産)…』とご心配をするお客様もいらっしゃいましたが、一応元気にやっております。


昨年各方面からのご指導(圧力😝)もあり、ガラホからスマホへ買い替え致しまして、日々の施工記録や行動はインスタにアップしやすい環境となりました。

HPのブログやこちらの裏ブログは私の考えている事や文章の方が伝わりやすい内容を載せていく方針です。

ユーチューブに関して、元来恥ずかしがりやなため頻度は少ないですが、商品紹介やメンテの仕方、動画の方が伝わりやすい内容をUPしております。


当店を開店しました10年前は東日本大震災の影響で、地産地消のエネルギーが(一部で)注目されていた時期でした。旧さいかい産業の古川隊長の影響力で、ペレットストーブの販売が大幅に増えていたのです。

また、薪ストーブに関しても年間1万台程度の販売台数があり、各業界は坂の上の雲に向かって夢を見ていた時期でした。


しかし、その後の日本の経済政策、財政政策の失敗で諸外国に比べて経済成長は全くせず、喫緊の政治的な課題も全く解決されず先送りし続けた結果、日本の貧困化がここにきて顕在化してきたというのが実態ではないでしょうか。

この様な状況ではエネルギー安全保障をまともに推進させることも出来ず、電気代は再エネ賦課金という余分なもののお陰で上昇の一途。

自国のエネルギーである森林資源の活用は木質バイオマスという大義名分で、発電という一番非効率でトンチンカンな活用方法に視点が行っています。


そんな中、上昇を続けたペレットストーブの販売台数にもブレーキがかかり、薪ストーブの販売台数も年1万台から6千台程度へ大幅減となり、一時のブームからコアな人たちが使うモノへと逆戻りしてしまったのです。


しかし、そんな中でも日本人に刻まれた”火”に対するDNAはしっかりと残っていました。

薪ストーブは無理でもペレットストーブを!

寒さを改善するには炎の発する(薪・ペレット)ストーブで!

と、DNAからの要求だけでなく、日本人の良識や自然に対する尊崇の念を経て、木質燃料の昇華前夜となっているのがここ数年です。


開店からいままでに当店をご贔屓にしていただいた方には改めて御礼を申し上げます。


技術不足や対応の面でご迷惑をお掛けしたしたこともあるとは思いますが、次の10年に向かって走り続けて(いや、歩き続けといったスピードか?)いきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。



2022年1月30日日曜日

良いお客さん

 こういった販売業、小売業をやっていると改めていろんなお客さん(人)がいるな~と感じるこの頃。


当店のご来店者を大別すると

①ご自身でwebを検索し、凡その導入機種が決まっている人

②ストーブそのものは導入したいと思っているが、どんな機種が良いのか分からないので相談したいという人

③ストーブを導入したいと思っているが、web等で調べても分からない(そもそも調べない人も含む)ので一から教えて欲しい


という3パターンに分類されるかなと思います。


文化的に木質ストーブが発達してない日本では、輻射熱のあたたかさやストーブその物の大きさがイメージ出来ないので、①~③のどのレベルの方の来店でも”しょうがない”とは思うのですが、少なくとも質問事項を纏めてくるとか、次の段階(見積もり依頼)に話しを進めるのか否か来店時に決定していただけると、お店側は大変助かるのと、お客様に良い印象で終わることができるのであります。


質問事項だけであれば当店HP上の問い合わせメールで十分だと思いますし、電話をいただければ時間差なくお答えできます。


特に茅野店に関しては常駐している訳ではないので、③のような話しを聞くだけで終わってしまう方だと切ない気持ちになるのもです。(茅野に来るのも経費かかっているんだよな~とか…😂)


という方がいる一方、ご自身でしっかりと調査をされ、こういった機種を導入したいのだがいかがでしょうか?といったお客様が多いのも事実で、こういった方だとこちらもいい気分でお話しできるのも確か。


初めに書いたように、木質ストーブの普及の過程では、”知っている”と”知らない”の差がある事はしょうがないことではありますが、もう少しイメージを膨らませてからご連絡いただくと大変助かりますし、こちらとしても”良いお客さん”として接することが出来るかな~と思っていますので、そこんとヨロシク👍です。