2021年12月16日木曜日

While my 鉈 gently weeps

 会ったことのないじいちゃんからの形見として鉈を2本持っている。

鉈の他に色々な作業道具も一緒に持っているのだが、何故孫の僕の所にあるのかは分からない。

その鉈は1本は自宅用、もう1本は店用だ。

約4年ぶりに自宅のストーブがペレットから薪(正確には薪ペレット兼用)に戻ったこともあり、焚き付け用の木っ端割りに再び鉈を使いだした。

以前に使っていた時も、感触としては特に割りずらいというのは無かったのだが、じいちゃんの形見の鉈をよく見ると静かに泣いていた。

そう、その鉈は僕の手に渡る前から本来の輝きがなくなっていて、静かに泣いていたのだ。


僕はその涙に気付かず何年も自分の使いたい時だけ都合よく使い続けた。


でも僕は気付いた


鉈は静かに泣いていると・・・。


鉈が再び鉈本来の仕事を100%以上出来るようにしてあげよう


そう思った僕はさっそく台所の砥石を取り出し無心で研ぎ始めた。



僕の鉈は徐々に輝きを取り戻し始めた。


輝きを取り戻し始めたら、あとは両面の角度に気を付けて、気持ちよく木を割るイメージをしながら、リズムよく前後に動かすだけだ。




若干、刃先を下に向けた時の左面が波打っているが、これはじいちゃんから受け継いだ表情で、これから僕の表情へ変化させていこうと思う。

肝心の切れ味はどうかというと、全体的にはあまり変わらないが刃の入り始めがシャープになった印象。

包丁のイメージで研ぎすぎてしまったのかもしれない。

次回は多少鈍角に研ぐイメージでやってみよう。



2021年11月6日土曜日

茹でカエル状態か!

 ここのところ報道されている各種製品の値上げ。

小麦粉をつかった製品から原油、木材まで、異様と言っていいくらいの値上げラッシュ。

これは生活に大打撃deth。


ペレットもこの春頃からの”ウッドショック”により10月から値上げをいたしました。🙏🙏

原木自体が値上がりしているので、当然薪も値上がりしております。


いきなり始まった値上げラッシュに見えますが、時期は前後有れど、これは以前から予想はされていたことなのです。


というのも、日本の物価は30年前と変わっていないにも関わらず、世界の主要先進国は毎年2%程度の物価上昇率を達成しています。(物価上昇率の推移は”物価上昇率 グラフ”とでもググってもらえば簡単に出てきます)

しかも、アメリカと中国に限っては他国と比較して驚異的な伸び。


日本もかつてはラーメン1杯50円とか、公務員の初任給が1万2千円とか言ってた時代から、ラーメン700円(高いのは1000円)で公務員の初任給20万円前後まで上昇しましたが、ここ30年はほとんど変化なし。


ではこの30年日本が何を行ってきたかというと、工場の海外移転や正社員から派遣社員の切り替え、安いモノがいいという傾向を浸透させ、観光立国やクールジャパンといった日本が培った技術を否定し、平和が一番などと言いながらデフレ化政策の推進を行ってきたのです。


しかし、ご先祖様の築き上げた戦後の日本経済も、30年もの間、茹でカエルでいた日本人を救えるほどの力はありませんでした。

30年何も考えず、ただただぬるま湯に浸かってテレビのワイドショーを見ているだけでは、強欲な世界各国を相手に戦う事は出来ません。


気付いてみれば、世界各国は遥か先に走り去っていました。

そして世界の強欲な国は、この茹でカエル状態の日本から何をむし取れるか考えているのです。






2021年6月23日水曜日

これもことだま、希望は叶う!


今週月曜日の飛び込んできたのが、山雅監督解任し名波をオファーというニュース。👍


そして翌日火曜日には既に今日から練習に参加というニュース。👐


水面下でオファーをしていて、名波側の了解もあっての動きと思いますが、この急転直下の展開に久々に松本山雅に興味を持った。



そこで思い出したのが2か月だか3か月前、たまたま播戸竜二のユーチューブを見た時の事。


名波が出演して、播戸『また、監督をやりたい?』みたいな質問に、名波『やりたいですね!』とキッパリと答えていたのだ。



播戸との対談を聞く限り、監督としてのビジョンはしっかりとしている感じ。


後はチームフロントがどれだけサポートを出来るかどうかに掛かってくると思います。(ここが重要😂)


当然弱小チームであるが故の”予算”的な問題はついて回りますが、結果が出ないからといってすぐに頭を挿げ替えるのではなく、3年5年といった長期ビジョンをもってサポートしてほしいと思います。


このニュースを聞いた時に思ったのは、神戸にイニエスタが来た時の様な高揚感のあるニュースという事。



名波浩というビックネームが来てくれた松本山雅。


これからどんな話題を届けてくれるのでしょうか、楽しみですね。😜


練習を見に行ったらまたレポートします。






2021年6月18日金曜日

ホントにあったウッドショック

数週間前くらいに報道された、木材の高騰と品薄のウッドショックはホントだった。

先日とある地元工務店さんと話す機会があり『木材が入ってこないので着工できない・・・(涙)』みたいな感じだったので状況を聞いてみたところ、(6月の時点で)最短で10月の納期だがそれも確約できないという木材業者の回答との事でした。

よく覚えていますが、昭和の終わりから平成の初めころにあった『日本は工業製品だけ作っていればいい、食料は海外の安いところから買えばいい』という論調に乗ってしまったのか、木材業界は木材自給率は平成14年の18.8%の最低を記録。(昭和30年が100%弱で、令和元年は38.8%まで回復)


お客様と話しをしていても、『自国で生産できるものは自国で生産しないと・・・』という風に声に出す方が増えてきた様に思います。


食料も木材も自給できる体制を整える時期に来ていると思いますが、皆さんいかがでしょうか。




2021年3月16日火曜日

黙祷



ボウイが解散した時は特に熱烈なファンという訳ではなかったのだが、解散後の氷室京介が出したファーストアルバム【ディア アルジャーノン】は発売されて直ぐに買った記憶があります。


そこで衝撃的だったのが村上ポンタ秀一さんのドラム。

氷室の楽曲そのものも良いのだが、村上ポンタ秀一さんと吉田健のコンビによるドライブ感は、ボウイの高橋まこと松井常松コンビのストレートなビートとは一線を画すもの。


村上ポンタ秀一さんのどんなフィルインが来るのか予想できないドラミングにワクワクして聴いてた思い出があります。

今思い返せば氷室、村上ポンタ秀一さん、吉田健、チャーリーセクストンと豪華メンバーを揃えた【ディア アルジャーノン】は最高傑作のアルバムではないかと思います。


村上ポンタ秀一さんのアルバム参加枚数は1万枚以上と驚異的。


宇宙戦艦ヤマトのドラムも担当しているとの事で、ユーチューブで関連動画を見てしまった・・・。


70歳との事でしたが、村上ポンタ秀一さんの言霊ならぬ、”打霊”は次世代へと受け継がれていくでありましょう。

合掌。





2021年3月15日月曜日

世話になる、世話をする。

 


HPを持って商売をしているとホント、勧誘の電話が多いのです。

多い時は週数回掛かってくる。👎


電力料金安くなりますよ~。

ネット代安くなりますよ~。

最近は減りましたが、○○に投資しませんか~。

おまけに、FAXで建設重機買いますよ~。(ストーブに重機とか必要ないし😆)

(高利で)お金貸しますよ~。

などなど、電話(FAX)がかかってくるたびに『またか~』と・・・。


表示される電話番号が0120は着信拒否、0800も着信拒否をするのですが、080は問い合わせの可能性があるので出てしまう。

今日の電話は0800だったのですが080と見間違って出てしまいました。


そうすると若い女性の声で『お世話になっています。NTTから業務を受けてます○○の○○です。』

こちらは『またかよ~😞😞』


勧誘電話そのものは慣れましたが、この『お世話になっています~』には未だに違和感があるのです。


というのも、NTTには電話やネット回線で世話になっているし、料金を払っているという意味では世話もしていると言えますが、この業務委託をうけている会社とはお付き合いがなので『お世話になっています~』と言われると、お宅に世話をしてもいないし、世話にもなっていないよと言いたくなってしまうのは小生の性格が悪いからでしょうか?


電気代が安くなるとか、ネット代が安くなるとか、普段然程気にしない事が勧誘電話で情報を得られるという意味では必要な人もいるかもしれませんが、片っ端から電話をかけまくることの生産性という点では甚だ疑問が湧いてしまうのです。


かといって、1級テレアポ士や電話営業販売士などといった資格がある訳でもないし、こういったテレアポでまともな営業キャリアが積めるのかな?と心配になってしまいます。

こういった電話がかかってくると、資格をとったり、もっと厳しい営業の世界に飛び込んだり、手に職をつける仕事などをした方がずっといいのでは?とつい諭したくなるであります。



2021年1月25日月曜日

何処へ行く?さいかい産業

 


出会いはいつだったか・・・・。


確か平成25年の8月の木島平で行われたイベントだった様な気がする。


その日は、未だ漠然とした考えしかなかったものが明確になった日であった。


北信の業者さんからの誘いで初めて伺った夏の終わりの木島平。


単に【いいもの】を販売するというだけではなく、この世に生を与えられたものは明確な使命がある事ということが分かった日だ。


そして、さいかい産業の古川開発隊長の生き方や考え方を知っていくうちに、いつの間にか自分の与えられた使命は?と自問自答していたのだ。


そう、もちろんこの日古川隊長と出会った意味は、古川隊長の考え方を広める事。


つまり、日本の灯油やガス・電気一辺倒の暖房燃料の流れを木質ペレットに変える事。


それが僕に与えられた使命だ。




資源がない日本。


誰もが義務教育で洗脳され、未だに使われているフレーズ。


でも、日本には古代から続いてきた自然と共生し、自然を敬う文化があったではないか。


我々の先人たちが作り上げた文化を忘れ、いや空虚な繁栄と引き換えに葬り去ったといってもいいこの大切な文化。


しかし、外国からエネルギーを買うように仕向けられた戦後日本は今日、一時の繁栄から落日を迎えようとしている。


エネルギーの地産地消で日本を取り戻すという事は大げさな事ではない。


いや、大げさかどうかはペレットストーブを普及させることで実証できる壮大な実験だ。


後に続く者として、地産地消は外産地消の10倍の経済効果があるという古川隊長の仮説を実証する義務があるのだ。


これは後に続く者たちへの道を作る事。



ペレットストーブ普及の意義を教えてくれた古川隊長は今週さいかい産業を去る。



それでいいのかさいかい産業?


何処へ行くさいかい産業よ?


さいかい産業よ、古川隊長のいないさいかい産業でいいのか!