我が国日本は、神の国である。
神の国発言で叩かれた首相もいたので、神の国がダメというならば、奇跡の起こる国という表現に留めておこうか。
前回ここに記した大好きなガンズのブログに続き、音楽関係ネタが続くことになるが、ロック好きあればしばしお付き合いを。
ディープパープルを知ったのは南のオールスターズのボーカルが好きだとの事で、彼の自伝からその存在を知ったと記憶している。
その後、そのボーカルのバンドがパープルのカバーをやってたな。
何かのCMでもCHILD IN TMEが流れてた記憶もある。
自分の好きな人が好きな人、そのまた好きな人と、物事を芋蔓式に掘り下げていくのは楽しいもので、その掘り下げていく過程の一つで購入したのが、パープルの永遠の名盤『LIVE IN JAPAN』である。
冒頭申した、日本が何故奇跡の国か?
このアルバムが発売にまで至った背景を知れば、奇跡の国、いや神の国と言いたくなるのも分かるのではないだろうか。
先ずはアルバム写真を見ていただければ、斬新な構図が目に留まるだろう。
これは50年以上も前のアルバムである。
その時代にこのステージバックからの構図を採用するような独創性を有する国があっただろうか。
次にメンバー自身も驚いたという日本の録音技術だ。
この第二期黄金時代と言われる時期のツアーライブ映像は発売されているが、兎に角音が悪い。
また、日本の観客の外タレロックを観る姿勢も”聴く”ということに終始しているため無駄な歓声がなく、スタジオ録音の延長のようでもある。
この歓声の少ない、静寂の録音環境がもう奇跡に近いではないか。
※録音は1972年昭和47年だ。欧米からするは、東洋の島国の日本では大した録音は出来ないと思われていても不思議でない時期だろう。(多分)
そして何よりなのが、ストックホルムでのライブから何段階もブラッシュアップされた一曲一曲の完成度だ。
ニューヨークでの録音みたいにギランが疲れ切っている感がない。
これは日本に来て、無意識に無限のパワーを貰ったかのような高揚感の中で各メンバーが演奏しているのが手に取るように分かる。
まさに神からのパワーをいただいたかのような演奏。
僅か7曲のみの収録だが、疾風のごとく過ぎ去るあっという間の時間。
ライブの名盤と言われるアルバムは多々あっても、このディープパープルの『LIVE IN JAPAN』を超える奇跡が折り重なったアルバムは今後出る事はないのではないか。
いや、今後も出てくる可能性はある、日本人が神の存在を信じる限りね。