2019年8月13日火曜日

北米製ペレットストーブ評

ここ数年、北米産ペレットストーブが日本国内で相次いで発売されているのですが、今日は北米産ペレットストーブの実力を論じてみます。

北米産のペレットストーブの特徴としてはクラシカルな薪ストーブ型というのが挙げられます。(所謂縦型ではなく横型)

ペレットストーブの場合、この横型というのが一癖ありまして・・・。

縦型に比べ横型ストーブの場合、火室の燃焼ポットから排気ファンまでの距離が短くなってしまう構造的な問題があるのです。

ストーブは木を燃焼し、室内の冷たい空気と熱交換をすることで暖かい空気に変換します。
ですので、熱交換をする距離が長ければ長いほど、また面積が広ければ広いほど無駄なく熱交換ができ、暖かい空気を室内に取り込めるのです。

仮に燃焼温度が700℃の場合、熱交換距離が長ければ長いストーブほど、ストーブ本体の煙突出口では排気温度が低くなるのです。

ですが、北米製の横型だといくらガンガン燃やしても熱交換をする距離が短いため、熱交換をしきれずに排気されてしまい、結果燃費の悪いストーブとなってしまうのです。


また、北米製品独特の大雑把さがあるので、横型ストーブをいかに燃費を向上させるか、といった技術的な工夫が感じられません。

北米大陸の豊富な森林があるので、細かい燃費は必要ないのかもしれませんね。

といった事もあり、一般的な横型薪ストーブが欲しいという訳でなければ、当店ではおすすめはしていないというのが実情です。

2019年8月5日月曜日

長野県の暖房と冷房設置マニュアル

長野県の場合、冷房(エアコン)が必要な時期は1か月から長くても2か月。
暖房は最低でも4か月、標高や寒さが苦手な人の場合は6か月程度必要になります。
そう考えると、やはり重きを置くのは暖房なのです。

なので、東京や名古屋といった蒸し暑い地域を基準に考えるのではなく、長野県の気候に合わせた冷暖房の配置を検討しないといけません。


暖かい空気は上方へ動いていきます。
それに対し、冷たい空気は下方へ動いていきます。

ですので、2階にストーブ、1階に冷房を設置してしまうと、夏暑く冬寒い家になってしまうのです。

吹き抜けを作った場合家全体に空気が行き渡るため、1階にストーブ、2階に冷房を配置することで2階も暖まり、2階の冷房の冷気を直接身体に受けることなく心地よい涼しさが1階に下りて来る訳です。

長野県の場合、ストーブ1台とエアコン1台あればそこそこ快適に過ごすことができ、エアコンを各部屋に設置するというコストも抑えられます。
(エアコンのみで暖房を行う場合は1階2階各1台づつ、計2台で暖房を行うというのは心許ないです)


エアコンの風が嫌いという方は是非参考にしてください。




2019年8月1日木曜日

真夏はやりません。秋以降です。

新築物件の場合、季節に関係なく夏でもお引渡しがあります。
但し、当店では実際の燃焼を伴った取り扱い説明は行いません。
取説をしても使い始める初冬の頃には忘れてしまいますので・・・。


という事で、火が入り画になる光景もしばらくはお預けです。

2019年6月7日金曜日

第1回ジャパンペレットストーブショー開催 in富山

令和元年は日本のペレットストーブ史の中で重要な位置付けとなる年かもしれません。

というのも、令和元年はペレットストーブ工業会の主催による、主な日本と海外メーカーが共同での展示会を始めた年だからです。


その歴史的な令和元年6月6日、富山市総曲輪のグランドプラザで新たな歴史が幕を開けたのです。


通常この様なイベントは販売店毎や地域のイベント毎で開催されるのが一般的でした。

このショーの特徴は、主な日本のペレットストーブメーカーと外国ペレットストーブメーカーが共同で展示会を開催したという事です。

北米でも欧州でも、この様なストーブメーカーやストーブに関わる部品メーカーあ集まる展示会が開催されるのはもはや常識ではあるのですが、日本は木質ストーブ市場が小さいため全国規模での開催が出来ないでいたのです。

今回の出展者数は17社、展示台数は50台と圧巻の展示台数です。


富山県と富山市からも後援いただいております。




今回のショーで感じたことは、日本メーカーの実力が相当上がってきたと感じたことです。
デザイン的な面もそうなのですが、燃焼効率=暖かさという点で欧州製ストーブも十分視野に入ってきた感があります。






まだまだ小さい市場の中、各社資金的にも人的にも厳しいにも関わらず、自社のストーブに日本人の森林に対しての思い、モノ作りへの熱い情熱をストーブに詰め込んでいます。(涙)




まだまだ日本も捨てたものではありません。
という事もあり、令和元年は当店でも国産ペレットストーブ販売強化年としていきたいと思います。




欧州で開催されるドイツやイタリアの展示会の規模には遠く及びませんが、ゆくゆくは薪ストーブ業界とペレットストーブ業界の共同開催というのを夢見て日本の木質燃料市場を大きくしていきたいなと思いました。




ペレットストーブショーの前日6月5日はペレットストーブ工業会の総会が開かれました。

ここでは日本全国からメーカー・販売店が集まり、行政との折衝状況や意見交換が行われました。



新しい人との出会いもあり楽しい2日間でした。

ありがとう~富山。



2019年5月28日火曜日

ちょっと遅くなりましたが・・・。令和元年おめでとうございます。

遅くなりましたが、天皇陛下のご即位と改元おめでとうございます。
1か月近く経って皆さんも『令和』という新しい元号も馴染んできたのではないでしょうか。

当店も令和という新しい御代に貢献できるよう、邁進していきたいと思います。

2019年5月26日日曜日

松本クラフトフェアに行ってきました。

工芸の5月も最終章、今年も松本クラフトフェアに行ってきました。
松本の5月は民芸・工芸で一色になります。
クラフトフェアに出展していない作家さんも、駅前近辺各所で個展などが開催されています。


今年で35回目とのことで、私が松本に来て十数年になりますが、毎年の盛り上がりと出展者さんの質の向上が感じます。

この高倍率を制した作家さん達の作品を見るたびに、大量生産品とは違う品の高さや趣に感動してしまうのです。

でありますので、これを見あてに来る人たちもお目の高い人たちばかり。
日々の生活に潤いを求める人です。
当店のお客様層にも共通点があるように思います。



今年はこちらの(下写真)岐阜県の出展者の藤居さんのお猪口を購入しました。(酒好きは器にもこだわるのです😜)



お猪口も大分数が増えてきたので、それ用の棚も作らなければと思っています。

こちらのクラフトフェアは、毎年5月の最終週に開催されますので是非ご来場を!

2019年5月16日木曜日

さいかい産業様の販売店会議に出席

令和元年5月15日に長野市で開催された『さいかい産業 販売店会議』に出席いたしました。

今回の重要な報告は昨年末に起こった着火時の爆発事故の件です。

事故の内容としては、着火時の爆発によってストーブ扉ガラスが吹き飛び、手を縫うけがをされたのと、対面ドアのガラスも割れてしまいました。

原因は給気レバーを絞って使用をするという間違った取り扱い説明をしていて、それにより燃料供給量と給気の供給量のバランスが崩れて爆発に至ってしまったのです。

※事故が起こる前から間違った使い方をしていたとの事で、この程度で済んでよかったとも言えますが。


発注形態は
①お施主様 ⇒ ②地元工務店 ⇒ ③薪ストーブ店 ⇒ ④ペレットストーブ店 となっていて、①のお施主様は一番重要な④ペレットストーブ販売店と接点を持たず使用を始めてしまいました。

使用前の取り扱い説明は③が行ったのですが、薪ストーブを専門に取り扱うお店だったために間違った取り扱いを説明しいたようです。(ハッキリ言って適当な説明らしい)


当店の発注形態でもお施主様との間に建築業者が入る場合はありますが、導入を検討されるに当たり重要な事がお施主様に伝わっているか不安になることもあります。
ましてや、今回はペレットストーブの事を全く知らない薪ストーブ店が間に入っていることが事が大きくなってしまった原因となってしまったのです。

今回のケースの様に、ちょくちょくと○○の薪ストーブ店からペレットストーブを購入したという事を聞くことがあるのですが、薪ストーブとペレットストーブの構造は全く別物です。


ですので、薪ストーブをメインに取り扱っているお店にペレットストーブは注文をしないことが賢明ですね。

今回の事を受けて
①ガラス掃除をしても直ぐにガラスが黒く煤ける場合は販売店に連絡を入れる。
(機種やペレットによっては数時間で煤ける場合や、ガラスの一部が煤ける場合がありますが、この様な煤け方は正常の機種もあります。)

②機種選定や販売店の選定は工務店任せにしない。

といった事が重要かなと思います。