ちょっと前に聞いた元上司の訃報。
人伝に聞いたので亡くなってからの時間は大分経っていました。
10年位前に聞いた持病で長くはないのかなと思っていましたが、実際に訃報を聞くと複雑な思いです。
この元上司とは約4現場でお世話になり(約を付けるのは途中移動もあったため)、新人の私を一から鍛え上げてくれました。
30年以上も前の事なので理不尽でとても無理?という指示や要求もありましたが、要所要所で飲みに連れて行ってくれて大変可愛がってくれました。
そのオフタイムの楽しい思い出は今も忘れません。
現場管理者としての心得や実務もそうですが、一番の教えは建設仕様書の読み方を教えていただいたこと。
勿論仕様書だけでなくより細かい管理指針についても読み方や意味を丁寧に教えていただきました。
上記は建設現場や土木の現場でも必携の図書で、特にRC造の鉄筋についてはこれらと睨めっこしながら管理を行うのです。(構造の部分なので重要)
そうやって作り上げた物件に昨日所用で東京へ行ったついでに見てきました。
場所は埼玉県某所の下水道の中継ポンプ場。
下水道の中継ポンプ場とは下水道の勾配で流れついた管を再び高い位置へ持ち上げるための施設です。
終末処理場に到達するまでに数か所あるのが普通です。
勾配で下がっていったのを上に上げて、また下がっていったものを上げるのを繰り返すのです。
河川敷内に位置する物件でしたので地下工事は結構大変で、止水工事に大変難儀しました。
地下部も深さ(高さ)があるのですが、地上部もそれなりに高さがあり、マンション建設とは違った大変さがありました。
その後の現場の都合もあり、確か最後まではいれなかったような気がしましたが、それでも建物を見れば一瞬で当時の思い出が蘇ります。
あんなことがあったな~
こんなこともあった~
もう30年も前のことか~
その後街中を通って帰路についたのですが、当時と違い大きく発展した街になっていました。
当時はホント何にもない小さな町だったのです。
それもこれも、このポンプ場や下水道あってこその発展です。
しかし、建設土木分野への若い人たちの流入は少なく、外国の言葉が増えてきたという報告もあります。
この20年から30年で建設業の世界も様変わり。
切ない部分と懐かしさが入り混じっていますが、あの上司が逝くというのも時の移り変わりも早いな~、浜ちゃんありがとう~と感謝した日でした。

