今国会が始まってからというもの、消費税減税の議論が湧いて出てきた感じがあります。
以前は消費税は上げるのが原則‼、みたいな論調でしたが、ここ数年の間に広まってきた税だけが財源論の矛盾と、日本の消費税の異様さに一般の人々が気付き始めた結果でしょう。
そういう意味では長年に渡り、挫けず、批判されながら、罵倒やアホ扱いされてきた人には心から敬意を表します。
消費税の異様さをオサライし私なりに纏めてみます。
1,法人(個人事業主含む)は法人税と消費税の2種類を払わなくてはいけない。
2,法人税は赤字なら発生しないが、消費税は赤字でも支払いが生じる。
3,2で消費税は赤字でも支払いが生じると書くと、消費者から預かっているのだから当然だと思われるが、法的にも国会答弁でも消費者から消費税を預かって事業者が納付をするという規定ではない。←つまり他の納税に関しては、誰がどの様に預かってどの様に納付納税するかを規定されているが、消費税に関しては規定がない訳です。
4,国は消費者からの預かり金という事を触れ回っているが、法律の中ではそんなことは全く触れられていなく、売り上げがあればこれだけ払えという税金なのです。
5,4を補足すると、1000円の商品があり消費税を含むと1100円ですが、実際には他店との価格競争になると値引きをせざるをえなくなり100円の消費税を預り金として取っておくことは難しくなるという事です。←意味、ニュアンス分かりますかね?
6,導入当初の目的と現在の目的が違う。
7,輸出戻し税として輸出企業に有利な税制で、小規模企業には不利な税制。
と事業をやっていると色々な消費税のおかしさが気になってしまう訳で、この消費税があるために失われた30年があり、所得が上がらず、経済成長せず、所得格差は激しくなり、貧富の格差ひらいてしまうのです。
初任給一つとっても、我々が社会人になった時と今の初任給はどれくらいの違いがあるでしょう。
物価でもそうですが、昔はラーメン50円(私は知らないが)という時代もありましたが、経済成長をするにしたがって800円とになってきた訳です。
つまり、この失われた30年の原因の一つに経済成長を阻害してきたものに消費税というものが大きくかかわっているという事。
ですので、お願いですから消費税をすこ~しは考えてください。
お願いします。