2019年8月26日月曜日

秋の早い令和元年

自宅のある松本では、ここ1週間くらい寝室の冷房はつけていません。

それだけでなく、窓を開けて寝ると寒いくらいの冷え込みです。

今年は冬の到来が早そうな予感・・・・。


松本店から見る空も秋空になりました。

ストーブのメンテナンスや準備はお済でしょうか。
冬支度はお早めに。

2019年8月23日金曜日

ペレスターの豊実精工様訪問

令和元年8月22日に岐阜県の豊実精工様の本社及び本社工場へ訪問したのでご報告いたします。


今年の7月から当店で取り扱いをしております、ドイツの【オルスバーグ】の商流が豊実精工様へ移管されました。

この件をきっかけとして、豊実精工様の工場訪問を行う事となりました。


豊実精工様といえば【ペレスター】の製造販売をしている国産ペレットストーブの牽引者のひとつ。

薪ストーブ型のペレットストーブは根強いファンがいます。

現在発売中の現行型ペレットストーブも大変良いストーブなのですが、新型ストーブを開発が大変いい感じに仕上がってきているらしいです。

ドイツ製の排気成分等を計測する計器を使用し、ストーブの性能を測定しています。


弱運転で燃焼効率が92~93%程度、排気温度が70℃程度の数値ですので、大変燃焼効率が高いことが分かります。(一般的には、燃焼効率が悪いと排気温度が高いのです)


排気温度が低いという事は、熱を室内に取り込む能力が高いという事なので、燃費の良い運転が出来るという事。燃費の良い運転が出来るという事は燃費の悪いストーブに比べて燃料代が掛からないという事です。

こういった燃焼効率の数値をみても、日本のペレットストーブの実力が向上しているのが分かりますね。


上写真は外装が付いていない状態なので、全体的なデザインは正式発表があるまでお待ちくださいませ。


ペレスターといえば、優美な外装色が魅力のひとつ。
その外装色で重要な工程が鋳鉄の下地処理とホーローの吹付作業です。

この作業は日本の職人さんの腕も見せどころです。

焼き入れまでの一連の作業も細かな作業で一つ一つ丁寧に心を込めて製品を作っていくのです。

今回の訪問の動画は近日中に当店ユーチューブにアップ予定ですので乞うご期待。

ではご案内いただいた豊実精工様の皆様、貴重なお時間いただきまして有難うございました。
日本のペレットストーブ業界をより一層盛り上げるよう頑張りましょう。

2019年8月13日火曜日

北米製ペレットストーブ評

ここ数年、北米産ペレットストーブが日本国内で相次いで発売されているのですが、今日は北米産ペレットストーブの実力を論じてみます。

北米産のペレットストーブの特徴としてはクラシカルな薪ストーブ型というのが挙げられます。(所謂縦型ではなく横型)

ペレットストーブの場合、この横型というのが一癖ありまして・・・。

縦型に比べ横型ストーブの場合、火室の燃焼ポットから排気ファンまでの距離が短くなってしまう構造的な問題があるのです。

ストーブは木を燃焼し、室内の冷たい空気と熱交換をすることで暖かい空気に変換します。
ですので、熱交換をする距離が長ければ長いほど、また面積が広ければ広いほど無駄なく熱交換ができ、暖かい空気を室内に取り込めるのです。

仮に燃焼温度が700℃の場合、熱交換距離が長ければ長いストーブほど、ストーブ本体の煙突出口では排気温度が低くなるのです。

ですが、北米製の横型だといくらガンガン燃やしても熱交換をする距離が短いため、熱交換をしきれずに排気されてしまい、結果燃費の悪いストーブとなってしまうのです。


また、北米製品独特の大雑把さがあるので、横型ストーブをいかに燃費を向上させるか、といった技術的な工夫が感じられません。

北米大陸の豊富な森林があるので、細かい燃費は必要ないのかもしれませんね。

といった事もあり、一般的な横型薪ストーブが欲しいという訳でなければ、当店ではおすすめはしていないというのが実情です。

2019年8月5日月曜日

長野県の暖房と冷房設置マニュアル

長野県の場合、冷房(エアコン)が必要な時期は1か月から長くても2か月。
暖房は最低でも4か月、標高や寒さが苦手な人の場合は6か月程度必要になります。
そう考えると、やはり重きを置くのは暖房なのです。

なので、東京や名古屋といった蒸し暑い地域を基準に考えるのではなく、長野県の気候に合わせた冷暖房の配置を検討しないといけません。


暖かい空気は上方へ動いていきます。
それに対し、冷たい空気は下方へ動いていきます。

ですので、2階にストーブ、1階に冷房を設置してしまうと、夏暑く冬寒い家になってしまうのです。

吹き抜けを作った場合家全体に空気が行き渡るため、1階にストーブ、2階に冷房を配置することで2階も暖まり、2階の冷房の冷気を直接身体に受けることなく心地よい涼しさが1階に下りて来る訳です。

長野県の場合、ストーブ1台とエアコン1台あればそこそこ快適に過ごすことができ、エアコンを各部屋に設置するというコストも抑えられます。
(エアコンのみで暖房を行う場合は1階2階各1台づつ、計2台で暖房を行うというのは心許ないです)


エアコンの風が嫌いという方は是非参考にしてください。




2019年8月1日木曜日

真夏はやりません。秋以降です。

新築物件の場合、季節に関係なく夏でもお引渡しがあります。
但し、当店では実際の燃焼を伴った取り扱い説明は行いません。
取説をしても使い始める初冬の頃には忘れてしまいますので・・・。


という事で、火が入り画になる光景もしばらくはお預けです。