2022年4月2日土曜日

新築の家へ設置する場合のストーブ出力について


最近の一般住宅の建築面積は30から40坪程度で、二世帯住宅や3世代で住むような住宅になると、少し広い50から60坪程度が長野県での一般的な広さかなと思います。


最近の住宅は断熱性、気密性が飛躍的に向上しているので、二世帯住宅や3世代で住むような住宅でも10KWもあれば十分、というのが当店の感想であります。


熱は横移動が苦手なため、極端に大きな出力のストーブを設置してもストーブの周りだけ熱くなってしまい、ストーブから離れた部屋は殆ど暖まっていない、という状況になってしまいます。


ストーブから離れた部屋を暖めたいという事であれば、当店おすすめのダクト暖房で他の部屋を直接暖めることをおすすめする次第であります。


6KW程度の小出力ストーブから20KW程度の大出力ストーブまでの様々な出力のストーブが発売されていますが、断熱性(築年数)や暖めたい広さ間取りなど考慮してストーブ出力を選定した方が宜しいかと思いますが、最近の(一般的な広さの)新築の家であれば、一度暖まってしまえば使用する出力としては3から5KWしか使用しませんので、大出力ストーブで高火力で焚くシーンは、あくまで真冬に数日不在にしていた時にあるような、キンキンに冷え切った家を暖める時にしか使用しないので、新築住宅にはオーバースペックなストーブである訳です。


なお、本州よりも高断熱住宅である北海道では10KWでも暑すぎる位ですので、導入するストーブの出力については経験があり、かつ設置後の検証をしている販売店の声をよく聞き導入致しましょう。