歴史学者トインビーは言った『神話を忘れ去った民族は100年以内に滅ぶ』
これ結構有名な言葉です。
核家族化が進んだ昭和以降、おじいちゃんやおばあちゃんから孫へ、といった経験や伝承や昔話が口伝として受け継がれていくことはなくなり、学校の教育からも『日本はいつから始り、誰が建国したか、何を目標として建国したか』といった根本的な事は教えてくれません。
そして、ここ最近加速する都会への一極集中は、ただ住めればいい、ただ稼げればいい、ただ楽しければいい、という【今だけ金だけ自分だけ】しか考えない日本人の量産をしてきた教育の結果でもあるだろう。
これは都会へと向かう人々、個々人への批判ではなく、ここ30年の地方切り捨て政策を推進し、都会へと出ざるを得ない状況を作った日本の政治や空気、教育への批判である。
財政面からの地方切り捨て、限界集落切り捨て論なるものがあるが、そこには💰だけしか見えていなく、歴史伝統文化を包括した議論は全くなく、これこそがトインビーの言う『神話を忘れ去った民族は100年以内に滅ぶ』通過点の議論ではないか。
戦前と戦後で学校教育は180度変わってしまいました。
その180度変わった教育を始めて今年で80年、つまり戦後80年になるのです。
昭和後期は戦争に行った世代がいなくなり、平成は戦争に行った世代を知っている世代がいなくなり、ついに令和はその世代さえもいなくなる時代です。
トインビーの言った100年まであと20年。
日本はどの様な日本になっているのでしょうか。
日本各地で観光という侵略が激しくなっています。
大阪の府長や市長を務めた人が大陸でハニトラにあったと暴露もされています。
土地や不動産の爆買いも喜んでいられません。
こうやって、一歩づつ変容していく結果が100年という年数なのでしょう。
あと20年で巻き返しが出来るのか?
戦後80年経ち、
神話も
故郷も
伝統も
家族も
地域も
文化も
そして日本人の誇りさえも
忘れ去った民族が存続が出来るのでしょうか。
いま、そんな大事な岐路、いや最後に岐路であり、日本人の性根が試されいる気がします。
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