日本のペレット供給量の上限は如何に?
お客様の質問というか素朴な疑問で『ペレットはなくならないの?』というのが結構あるんです。
当然、ペレットストーブを導入したが燃料が入手できなくなった、というのでは導入の意味はありません。
ということで、今回は地産地消(国産国消)のエネルギーである木質ペレットが1年間いどれくらい生産できるのか、当店なりに算出をしてみたいと思います。
まず、計算は大雑把なものであり、独自の解釈となっておりますので、もしかしたら間違っている可能性もあることをご理解いただき、細かいご指摘等はしないでいただきたいと思いますのでこの点は何卒宜しくお願いいたします。🙏
- 国内の森林面積=2,500万ヘクタール 1ヘクタールは10,000㎡なので2500億平方メートルです。(計算間違ってないですよね😅 林野庁資料参照)
- そのうち約30%の785万ヘクタールが国有林です。実際に伐採するには手続き等面倒臭そうなので、今回の計算ではこの国有林を除きます。😁実際に使用できる1715万ヘクタールでこの森林面積で今回は計算をすすめます。
- 日本の森林蓄積量は60億㎤と仮定した場合、上記の使用できる国有林以外の1715万ヘクタールでは42億㎥が使用できる森林蓄積量となります。
- 1715万ヘクタールをキチンと管理し、植林から伐採まで60年で1巡したと仮定すると、1年で伐採できる面積は28.5万ヘクタールとなります。
- 上記3の計算から1ヘクタール当たり244㎤の木材が伐採でき、上記4の1年で伐採できる面積28.5万ヘクタールを×と1年で6954万㎥を上限に木材の伐採ができる計算になります。
- この伐採した6965万㎤を重さに換算すると、比重0.63(マツの比重を適用)を×と4387万トンがペレットになります。
- だいたい1世帯当たり1トンのペレットを使用したとすると、単純に4387万世帯の暖房を賄える量になります。
なんと日本のペレット供給量は4387万世帯分
冒頭にもありますが、あくまで大雑把な計算のため、比重がどうだとか、森林蓄積量全てがペレットに使用できないよ~などといった細かい突込みはしないで下さいね。😂
その結果、当店試算による国内のペレット生産量の上限は4387万世帯分となりました。
今の木質ペレットの普及率を考えれば細かい計算式より、国内に使っていない資源がこんなにもあるという事をご理解いただくのが先決ではないかと思います。
林野庁発表の平成28年の木質ペレット生産量は12万トンですので、当店試算量の0.2%程度。
この数値を見ていただければ、まだまだ供給量の上限には程遠いのがお分かりかと思います。
これである程度の根拠が示せると思いますので、次回からの接客に採用決定です。(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿