2020年12月25日金曜日

古民家に住むという事

 古民家。

古い民家と書くが、ただ単に古い住宅という事ではなく、それは日本の地域毎の伝統や文化や風土、日本人の美意識や本物の材料と本物の技術が結集された建物だ。


その地その建物で、数十年いや数百年と先祖たちが大事に受け継いできた歴史の重さをたかだか数十年しか生きていない現代人がその歴史を断ち切って良い訳がない。


代々受け継がれてきた建物に住むという事は、ある程度は先祖たちの生活様式も受け継ぐという覚悟も必要だ。


もちろん、文明の利器を導入し快適で手軽な生活をすることも必要だろう。


洋風なデザインを取り入れたいという誘惑にも駆られるだろう。


予算的な面で偽物の材料を使わないといけない部分もあるだろう。


しかし、古民家にはただ単に数百年という築年数だけではない、それよりも遥か太古から受け継がれ研ぎ澄まされた日本人の美意識が最高潮に達した形を現在に残してくれている芸術作品だ。



だから、古民家に住むという事は大切な芸術作品を次世代に受け継ぐという事である。




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