2013年2月11日月曜日

ペレットストーブの燃料消費率について(その1)

このところ、灯油価格の急騰がニュースになっていますね。

現在の灯油価格は、18Lで1,800円程度でしょうか。安値の時で1,500円程度なので、約2割程度価格上昇していることです。
円安傾向なので、今後も原油価格の上昇は避けられないでしょう。
まだまだ暖房の熱源としては、灯油をお使いのご家庭が多いので、灯油価格には敏感になってしまいますよね。

寒さの厳しい長野県では、月に200L位使用するという方も多いのではないでしょうか。
200L×100円で計算しても、20,000円だと家計の負担も大きいですね。

住宅の新築を計画している方は、暖房器具の検討をされているかと思いますが、その中に、ペレットストーブも検討していただければと思います。


では、ペレットストーブの燃料消費量という面ではどれ位のコストなのでしょうか?
実際に算出してみましょう。

ペレット燃料は46円/㎏、灯油は100円/Lで計算してみます。

機種は当店売れ筋の『PIAZZETTA P950』です。
『PIAZZETTA P950』の暖房能力は 2.5kw~6kwで 燃料消費量が 0.7kg/h~1.5㎏/h です。

比較するファンヒーターは『TOYOTOMI FF-S55CT』の暖房能力は 1.88kw~5.5kwで 燃料消費量が 0.213L/h~0.622Lh です。


最大能力で使用した場合で検証します。
『PIAZZETTA P950』 は1.5㎏/hなので、1.5×46円で1時間当たり69円
『TOYOTOMI FF-S55CT』 は0.622L/hなので、0.622×100円で1時間当たり62円 になります。

暖房能力は『PIAZZETTA P950』の方が、0.5kw高いので、多少弱で使用すればほぼ一緒と考えていいですね。
灯油価格が100円前後だと、ほぼペレットストーブと変わらない程度になります。

しかし、上記の燃料費計算で考慮されていない部分があります。
『PIAZZETTA』の製品は外装がマジョリカ焼きの陶器でできているので、マジョリカ焼きに熱を蓄えることができます。そのため、スイッチを切ったあとも、数時間暖かさを放出し続けるという点です。

もちろん、ペレットストーブはファンヒーターのように、スイッチを入れてすぐに暖かくなるのでないのですが、この点はカタログ値だけでは比較できない非常に大きなメリットだと思います。

また、火が見えることで癒し効果があったり、暖かさの点でも灯油系のヒーターとは違い、身体に優しい暖かさであったり、デザイン性も抜群のためオフシーズンでもお客様が来たときには目を引く存在になります。

長野県内で製造されている木質ペレットの販売価格は、460円/10㎏程度です。
他県の販売価格よりも比較的安価のようで、長野県内でペレットストーブを導入するメリットは高いと言えるのではないでしょうか。

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