2020年8月20日木曜日

古民家再生計画その後⑦

 昨年から続く古民家計画も進捗率にすると95%程度、あと一息です。


残りは電気器具の取付であったり各所の扉の取付等になりますが、完成間近なので各部屋の画像を公開いたします。


まずは外観から。

今回のテーマとして【寒さ対策】が重要テーマだったので、サッシや床の断熱性向上には力を入れております。



次は玄関を入って右側の吹き抜けです。


。こちらはその吹き抜けを上から撮った図です


お施主様ご自慢の無垢テーブル。

こちらでお友達と飲むのが楽しみとか。

その時は宜しくです。



再生前は写真を撮っている位置に階段があったのですが、建物中央付近に移動しております。


吹き抜けは2か所設置。

こちらは小さめの吹き抜けです。

15KWの大きなペレットストーブを設置したので、先ほどの吹き抜けと併せ、家全体に暖気が回るように計画しております。


1階は写真の中央付近が物入となっておりましたが、庭全体がきれいに見渡せるように壁を取っ払っております。(いいコントラストですね😍)


再生前は昔の家っぽく、8畳から10畳程度の部屋に区切られていましたが、再生後は開放性のある作りとなっております。



こちらは西側の平屋部分になります。

写真右奥にはトイレと洗面所がありますが、今回は手を付けていません。


今回の計画のメインの一つ、日本初導入のPIAZZETTA社のMP970です。

前回ご報告からは壁も出来ておりますが、最終的にストーブの周りの壁はタイルで仕上げます。


完成間近であらためてお施主様とお話しをしたところ、何でも近所の人が『こんな古い家に手を入れるなんて・・・』とか『何でこんな古い家を壊さない・・・』的なネガティブな意見がちらほら聞こえて来たとの事。


単純に私なんかは『古いものの良さが分からない浅はかで可哀そうな人たち・・・』と思ってしまうのですが、ご先祖様たちがどんな思いでこの建物を建てたか?ご先祖様たちの過ごしてきた思いでの場所を簡単に壊していいのか自問すればおのずと答えは出てくるはず。


勿論、古い建物を残すためには金銭的な問題が付きまとう事も現実ではありますが、それ以上に時代を超え日本人が培ってきた美的感覚というのは、やはり落ち着きを感じるものであります。


○○風という外国の様な住宅であったり、経済性一辺倒の住宅であったりと、その地域の全く歴史を無視した建物がいちば~ん素敵で最先端!見たいな風潮がある中、一度地域の財産に目を向けてはいかがでしょうか。



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