こて絵。
それは日本の左官職人が漆喰で作った芸術作品。
現在の良く・安く・早く(かつ安全に)が追求される現代建築では、建築に携わる業界人でもその存在すら忘れ去られています。
蔵が新築されることがなくなった現在、こて絵の存在を知ってもらうためには写真で記録を残すことしか後世に伝えることが出来ない。
蔵や昔ながらの民家自体が取り壊される時代だが、先人の仕事を少しでも知っていただくため、このシリーズでは、身近に現存する『こて絵』を紹介していきたいと思います。
第1回目は茅野市内のこて絵です。
こちらは茅野駅付近から、国道152線を西に車で10分程度走った集落の中にある蔵のこて絵です。
絵は白蛇(多分)を描いていて、ご存知の通り日本では縁起のいいもの・富をもたらすものとして信仰されています。
シンプルな描き方で蔵全体とのバランスをうまく保っています。
下の写真は蔵の窓です。
これからも不定期に掲載していきますのでお楽しみにしてください。
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