2013年7月20日土曜日

新潟県の『㈱さいかい産業』様訪問

以前、長野県中野市の『エコレットカンパニー 高山氏』からの紹介で『㈱さいかい産業』様へ訪問しましたのでご報告いたします。

さいかい産業といえば、日本のペレットストーブメーカーの中でもトップクラスの販売台数誇る会社です。
東日本大震災の被災地にいち早くストーブを届けた事でも知られています。


訪問の目的はさいかい産業製ペレットストーブの販売代理店になること。
月一度、販売・設置講習会を開催していて、7月度は18日の木曜日に開催されました。

13時30分からの開始で当日の参加者は私も含め9名です。
中央の方が古川隊長です。


講習会はストーブの設置方法のほかに、展示品での実演も行われました。
下写真は赤のSS-2。
綺麗に燃えています。


さいかい産業製のストーブの特徴として、構造がシンプルなことです。
他社製のペレットストーブだと自動着火が標準ですが、低価格化を目指すと部品は少ないほうが有利です。SS-2のサイドパネルを開けてみるとマイコン・着火ヒーター等が無い為、構造がシンプルなことがわかります。


SS-2の次はMT-311 SUMITAの実演です。
写真に写っている方は、営業の神田さんです。


手動着火なので、まずは割り箸などに火を着けます。























このMT-311 SUMITAという製品は、岩手県住田町の被災された方用に開発をしたのでSUMITAという商品名が付いているとのこと。

こちらは、温風ファンが着いていない輻射式のペレットストーブです。
そして、最大の特徴といってもいいと思いますが、排気ファンが外部に取り付けをするタイプになっているので、室内でのモーター音がほとんどしないのです。
決して広くはない仮設住宅なので、このように小型化・低音を目指したそうです。

また、輻射式なので天板で簡単な鍋料理なら出来るとの事です。

下写真の黒いボックスの中に排気ファンが入っています


下写真は側面の電源スイッチ類。



実演最後はDK-12です。
こちらは内緒の話で薪・ペレット兼用のストーブです。
ただし、薪ストーブとしての使用はちょっとした改造が必要らしいが・・・。


本体後ろの黒いボックスがペレットタンクになっています。


こちらのDK-12の最大の特徴がこちらの煙突?です。
こちらの煙突は二重管になっていて、排気を二重管の内部で一度煙突上部まで持って行き、今度二重管の外側を使って排気を下げる構造になっているのです。

なので、外部への排気管が下のほうにあるのです。


こちらもSUMITAと同じ輻射式なのですが、煙突からの熱を無駄なく利用しているので暖かそうですね。ロケットストーブの原理と似ています。

これでひとまず講習会は終了ですが、そのあとは雑談タイムです。

古川隊長の各々の製品の説明をお聞きすると、さいかい産業の製品はどれも開発したストーリーが明確です。
顧客との距離の近さから、顧客の望んでいることを製品に反映させています。


このジオラマに古川隊長の思いが凝縮されています。


実は、古川隊長の趣味は全国のペレットを収集すること。
いえいえ冗談です、これは燃焼試験のために集めているのです。




薪ストーブの燃料である薪は広葉樹がほとんどですが、ペレットストーブの燃料であるペレットは針葉樹がほとんどです。
薪ストーブユーザーは針葉樹の薪には見向きをしませんので、昔みたいにかまどで煮炊き、ということも少なくなったので針葉樹の利用先が少なくなっている状況です。

しかし、このように身近にあり日本国内産で賄えるエネルギーであるペレットを利用しない手はありません。
ペレットをそれぞれの地域で生産利用されれば、エネルギーの地産地消が出来るのです。
ペレットを通してこのモデルを次代に残していくのが古川隊長の思いです。

仮に年間の灯油での暖房費に10万円かかっていたら、最終的にその何割かは外国へ流れていきますが、ペレットならその10万円全てがそれぞれの地域で循環し、ペレットの生産に関わる人の雇用なども生まれます。
当店もペレットストーブの販売を通して、このエネルギーの地産地消システムを構築していきたいと思っています。



最後にペレットボイラーの紹介です。
こちらは古川隊長のご自宅に設置されたペレットボイラーです。

通常、日本でボイラーといえば重油やガスが主になりますが、欧米ではペレットボイラー・薪ボイラー・チップボイラーなどの木質燃料を使用するボイラーが普及しています。

家庭でのストーブに使うペレット消費は冬が主です。
しかしストーブだけの利用量では、ペレット工場の夏は閑散期になってしまいます。

それを解消するには、このようにペレットボイラーの普及も推進していかないといけません。

つまり、宿泊施設や日帰り温泉施設・ビルの給湯設備にペレットボイラーを導入してもらうのです。
そうすることで、一年を通して生産~出荷の工程が行えます。


下写真は給湯部分

下写真は貯湯槽
今の時期なら3日に一度位お湯を温めるだけでいいそうです。

下写真はペレットタンク
冬季は2ヶ月に1度程度の補充で賄えるとのこと。

下写真は燃焼炉内

下写真は冬季用の室内パネルヒーター

水を温める燃料がペレットに変わっただけですので、設備的なスペースは従来のボイラー同様必要なりますが、ペレットのメリットは重油やガスと違って価格が為替などに左右され難い所ですね。

なお、当店でもペレットボイラーの取り扱いを行っていますので、お気軽に問い合わせください。



帰りは雨も止み、田んぼの中を通って帰路に着きます。


この日は色々な人と出会えたし、ペレットボイラーも見ることができましたので、大変収穫のある一日でした。

今後は当店でもさいかい産業製品も取り扱っていきますので宜しくお願いします。

HPはこちらのリンクからお願いします。http://www.saikai-sangyo.com/