2013年6月27日木曜日

薪の王様はナラ?(その1)

当店は造園業者の伐採で出てきた樹木の無料受け入れを行っています。
(その原木は薪ストーブ購入者へ無料提供を行っています)

一般的に薪として出回っている樹木はナラ・クヌギ・リンゴ・サクラが多いですが、このシステムで搬入されてくる樹木は様々な種類が搬入されてきます。

薪ストーブユーザーの中には『ナラ・クヌギしか使わない』という方も多いかと思いますが、折角の薪ストーブライフです、様々な樹木の燃焼特性を覚えとくのもより一層楽しさが増すと思いますので、このシリーズでは樹種による玉切りから燃焼までの、薪にする場合の扱いやすさや、薪燃料としての適性を検証したいと思います。

そのためには、まずは『めざせ樹木マイスター』ということで、この辺には全く疎い店主ですが、搬入された樹木の種類を見極められなければいけません。
ということで、下写真の図鑑を本屋さんで購入。

この図鑑は幼木・成木・老木の写真と、葉と花の写真が載っているため大変見分けやすいのですが、当店に搬入されてくる状態は小枝が伐採されている状態の為、葉の形状が分からないのが難点。

この図鑑は成美堂出版から1600円+税で出版されています。


第一回目はこちらの樹木です。
伐採・搬入を行った造園屋さん曰く、『エノキかな?』とちょっと自信なさそうな感じでした。
そこで、図鑑を見てみるとエノキはもうちょっと樹皮がツルツルした感じで、割れ目も少ない感じです。
下写真では細かい凹凸が入っているので、エノキでは無い可能性が・・・。
何種類か似たような樹種があるのですが、『ウラジロガシ』と『マテバシイ』が一番近い感じ。

しかし、『マテバシイ』の写真ではもうちょっと樹皮がツルっとしている感じなので、今回この樹種は『ウラジロガシ』と認定しました。(違う、これは○○とのご指摘がありましたらお教え下さい)


まず重さですが、ナラ程ではないですがズッシリした重さがあります。質量をネットで調べてみると、0.58ですので、やはりナラの0.68に比べると軽いですね。

チェーンソーでの玉切りの感触ですが、3~4ヶ月寝かして乾燥している割には材も柔らかめな感じで、切りやすい方です。

次に割った印象ですが、大した力を入れなくても比較的タテにスパっと割れてくれます。薪割りははかどります。

木目はご覧の通り白色でタテに細かい目が多数入っています。

最後に木の香りですが、ナラやマツ・ヒノキなどの強い香りは無く、この香りを嗅いだからといって特に癒される、というような香りでは無いですが、透明性のある香りという様な感じですね。
いかにも雑木という香りです。


ということで、この『ウラジロガシ』の評価ですが、

重さ=☆☆☆
切りやすさ=☆☆☆☆
わりやすさ=☆☆☆☆
木の香り=☆☆
着火性=この冬の実験
火持ち=この冬の実験
灰の少なさ=この冬の実験
(☆は最高が5で採点しています)

以上、第一回目は『ウラジロガシ』でした。次回をお楽しみに。